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DE

ディーイー

TOCにおける重要な概念のひとつで、望ましい現象のこと。組織やシステムが達成しようとするポジティブな結果、目標、状態である。 DEを達成することで、望ましくない現象(UDE)を取り除くことになる。

 

DEの特定は、プロセスやシステムの目標を設定し、意思決定の方向付けをする肝となる。システムがめざす理想的な状態やパフォーマンスを表し、進捗や成功度合いのベンチマークとなる。

 

DEは、思考プロセスの未来現実ツリー(FRT)にも使われる。FRTは提案された解決策(インジェクション)がDEにどうつながるか、望ましくない現象(UDE)をどう取り除くかを表している。


DEの達成に集中することで、プロセスとリソースの整合性をとりやすくなり、コアの問題が解決でき、システムのスループットや品質、その他の主要評価項目(KPI)を最大化できると考える。DEを明確に定義し、追い求めることが、組織の変革を効果的に始める第一歩となる。

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